歯科治療の際の嘔吐反射の対策

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歯科での無痛治療の障害となるのが嘔吐反射。口の中に何かを入れようとしただけで吐き気をもよおしてしまう反応のことです。ドリルはもちろん、吸引器や鏡、さらには歯型をとるための型材や歯ブラシにさえ反応を示してしまいます。いくら高度な無痛治療を取り入れてもこの嘔吐反応があると思うように効果を発揮できませんし、治療そのものもスムーズに進められません。


本人の心の持ちようなどで対処できるものではない部分もあるため、治療を行う環境に工夫が求められます。実際、嘔吐反射が起こる人が苦痛を感じることなく治療が受けられるよう、さまざまな工夫を凝らしている歯科医院も見受けられます。ではこうしたところではどういった対策を行っているのでしょうか。


よく見られるのは座った状態で治療を行うこと。椅子を倒して寝た状態にする従来のスタイルよりも座った状態のほうが反応が出にくいとされています。どうしても寝た状態で治療をせざるを得ないときには、足を上げた状態にするのもひとつの対策方法です。さらに嘔吐反射は過去の歯科治療に対するトラウマが原因になっていることもあります。そこでカウンセリングを入念に行うことで症状を和らげる取り組みをしているところもあります。


また、無痛治療ともかかわってくる対策方法として静脈内鎮静法があります。あらかじめ点滴で鎮静剤を注入しておき、意識がぼんやりした状態にしたうえで治療を行うのです。嘔吐反射が気になる人はこうした対策も考慮に入れつつ、歯科選びをしていくとよいのではないでしょうか。